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叱り方が下手な大人にならないために

長男6歳は長女3歳とよく兄弟ケンカをします。

椅子の取り合いで、長男が椅子に足をかけていた長女の身体を突き飛ばしました。

こういうことはよくあります。

その都度、「そういうことしたらダメでしょ!」といいますが、このときは怒りに任せて長男を睨みつけ「なんでそういうことするんだっていってんだろうが!」と洗い物をしていたわたしは水道の蛇口を力いっぱい叩きつけ、洗面所に入るとドアを思いっきり締め、子供達が入ってこないよう洗面所の鍵をかけました。

子供は2人とも鍵を開けようと「ママごめんなさい」と言いながら泣いています。

私は、このように怒りが沸点に達するとコントロールができません。

子供を否定的に叱ることは自信を喪失することに繋がる

普段は、私は子供とのコミュニケーションに心がけて子供との会話を大事にしていますが、とくに兄弟喧嘩のときは長男に対して異常に叱ってしまいます。

ケンカのたびに長男を軽蔑するようなまなざしで見て叱りつけてしまうのです。

このままでは「自分はダメな人間なんだ」「自分はいいところがない」「自分は親に愛されていない」と思います。

逆にいうと「自分ならできる」「自分は頑張れる」「自分はいいところがたくさんある」という自信は喪失します。

親に対して不信感を抱くようになる

私の実例でいうと、存在を否定されて育った私は親に対して相当な不信感があります。

  • 自分は親に愛されていない
  • どうして子供を生んだんだろう
  • 私のことが心の底からキライないんだろう

「おまえが悪いからこうなるんだ!」「おまえのせいだ!」と言われ、私がこんなにも人間のクズであるために、懺悔の気持ちでいっぱいでしたが、同時に親への不信感も積もっていきました。

親への不信感から対人恐怖症に繋がる

人との接触がとても怖く感じた時期がありました。

とにかく人が怖かったのです。

なので友達と呼べるような友達もいませんでした。

親に対する不信感がなければ子供が大きくなったときに自分を取り巻く環境へも信頼できると思います。

友達や、先生など、出会う人全ての人に対して恐怖心や敵対心を抱くことはないでしょう。

毒親は親という立場を利用している

「あれはダメ」「これはダメ」無意識の中で、子供に関わるすべての決定権を親が持っているような毒親は、自分の子供に対する所有物意識がとても高いです。

親だから許されるとおもって親という立場に甘えています。

「自分は命を与えて育ててやっているんだから、自分が子供に暴言暴力を働いても許されるのだ」

と毒親は思っています。

要は人権の尊重というものがありません。

毒親は子供は自分の一部だと思っています。

だけど、わたしは自分の親の一部などとは思ったことはありません。

子供も同じです。

親の都合で子供を作ったのに、育ててやってるから感謝しろというのは大きな間違いです。

子供は一人の人間として絶対的存在価値として人権の尊重は親と対等でなければならない

毒親はこうおもっている私のことを殺したいくらい憎んでいます。

最悪の親子関係の原因は?

そもそも、無力でこの世のことを何も知らない子供がこのような歪んだ親子関係の原因をつくるということはありえません。

原因は親にあると言わざるを得ません。

  • 親だから許されるという勘違い
  • 親という立場への甘え

この2つがそもそもの発端です。

親子関係崩壊の原因はまぎれもなく親です。

子供を一人の人間として尊重する

私が育った機能不全家族を例えるなら、パワハラ社長の機能していない職場という感じでした。

・尊敬できないパワハラ社長に口出しは一切禁物
・上から目線でものをいう
・独自のルールがある
・すべてはパワハラ社長に決定権がある

こんな会社で人間関係うまくいくはずありませんよね。

信頼できないパワハラ社長の会社ならすぐにでも転職したいとおもいます。

まずは、子供を一人の人間として尊重することが大切です。

子供の立場になってその気持ちを考えます。

子供の気持ちに寄り添うことが大事です。

長男が長女を突き飛ばす根源は、違う理由があるかもしれないと思いました。

私が日頃から長男にどぎつい言い方をすることで、長女に対して憂さ晴らしをしていたのかもしれないとも思いました。

  • 子供がどういう気持ちでいるのか
  • どうしてそういうことをするのだろう
  • 子供にムリなことをいっていないだろうか

など、子供の気持ちに寄り添ってあげることが大事だと思いました。

そのうえで、

  • どうしたら突き飛ばしたりしなくなるだろうか
  • どうしたらいろんなことに気分を高めていけるだろうか
  • やる気を出すにはどうしたらいいだろうか

などと子供にとって気分が高められるような方法を考えます。

親が良いアイデアを出していけると、子供は親を尊敬します。

自分自身がどういうイメージであるかという認識をつくっていくうえで、親から与えられたイメージは密接に繋がっています。

子供が将来何にでも自信を持ってチャレンジする意欲を持ってもらうためには自己の良いイメージを持てるように、方向転換していかなくちゃいけないなと感じる出来事でした。