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「親がキライ」「親と離れたい」と思う自分に正直な行動をとった方がいい理由

わたしは現在はモラハラ毒親たちと絶縁状態ですが、それまでの10数年は本当に辛くいつも思っていたことは

・親が許せない
・親がキライ
・親から精神的に解放されたい

この3つです。

それまでは、こう思いながらも表面上は親と仲良く心地よい距離感で親と関わってきました。

親子関係に関わらず仕事など自分を取り巻く人間関係は「仲良くしなきゃ」と思いますよね。

「これを言ったら相手が傷つくだろう」

「これをやったら心地よい距離感をたもてなくなるだろう」

というセーブがかかっている状態をキープすることで心地よい距離感というものが保たれます。

だけど、精神的暴力・虐待を受けた辛い過去があるわたしは、親のことが根本的に顔も合わせたくないくらいキライだったのです。

親との接触があるときは、心を開いているように一生懸命努め、見えない神経を常にとがらせていました。

なぜ10数年も顔色を伺って接触していたのか

わたしがなぜ10数年もの間、表面上は親と仲良く心地よい距離感で関わってきたのかを考えてみました。

モラハラ毒父は常に正しいと主張し、それを植え付けました。

モラハラによってうつ病を患い、身も心も死んでる状態でしたが、それでも育ててもらったし、不自由ない生活をさせてもらったことで親から離れて自分の思ったように生きることに対して、親がキライという理由で、離れることはわたしのわがままであり、自分勝手な都合だと思いました。

親のことを悪く言うべきではないと思っていたし、親のことを悪く言う自分が「おかしなやつ」と思われ、余計に生きづらくなる気がしました。

実際に25歳で家から離れて一人暮らしをしたときは、モラハラから逃れたいためだけに

「勝手なことしてごめんなさい」「本音ではない感謝の気持ちを手紙にしたためてごめんなさい」と思いました。

なので、その償いとして親にはこれ以上迷惑かけまいとモラハラ毒親に対するやり場のない怒りを押し殺したまま10数年の月日が流れていたのです。

なによりも、辛かったことは過去の精神的暴力・虐待を受けていながらながらも毒親と関わっているということ自体、モラハラ毒親の言動が正しいとわたしは「認めなきゃいけない」、毒親から「認めていると認識される」ことでした。

※親と離れたいと思っている方は毒親と離れたい!毒親に対する意識改善が大事な理由

も参考になります。

親に対して罪悪感が生まれた理由

親から離れたいのにそうすることに罪悪感を感じてしまう理由は、今まで親から責任を肩代わりさせられてきたという可能性があります。

○○してくれたから、○○しなきゃいけない」

・苦労して育ててきてくれから、わたしが○○しなければならない
・お金を払ってくれてきたから、わたしが○○しなくちゃいけない
・わたしが○○したからいけないんだ

こんなふうに、条件付きの愛情を埋め込まれたわたしは自分に言い聞かせて、無理して親と離れられませんでした。

親に対して罪悪感がある方は親にこんなニュアンスのことを言われませんでしたか?

・あんなにもしてやったのに、親の言うことが聞けないんか!
・親が苦労して学費を出したのに、おまえは裏切りものだ!
・こんなにも親がつらい思いをしているのに、離れていこうとするなんて親不孝者だ!

依存的な親が子どもが離れていかないように罪悪感を刷り込むときの代表的な言葉です。

こういったニュアンスのことを言われていれば罪悪感を感じてしまします。

こうやって罪悪感を感じる子どもが出来上がっていきます。

※被害者の方はモラハラの全容とモラハラ被害者がやるべきことも参考にしてください。

親に罪悪感を感じることは毒親育ちならではの感情

「無責任感」や「罪悪感」は親が子どもに埋め込んだものです。

親から離れることになぜ罪悪感を感じてしまうのか。

罪悪感を感じているほど、自分の人生を歩むことができなくなります。

この先ずっとこの罪悪感から解放されずにいるとおもうと、気が滅入りますよね。

自分の人生を歩みたい!と強く思っている方は「自分がどうなりたいか」ということを今一度考えてみるといいかもしれません。

※罪悪感から離れられない方は【毒親育ちあるある】負の思考回路の原因と対処法

も参考にしてください。

「親がキライ」はわがままでもなく親不孝でもない

わたしは物理的に距離をとっていましたが、精神的には離れることができず「本音を言う」ということがずっとできませんでした。

親に対して気を使って、気を使って、気を使っていたので、しんどさが増すばかりでした。

親と一緒にいてリラックスできる感覚は全くなく、神経をとがらせながらもそれを見抜かれないようリラックスしている様に振舞っていたのです。

これは精神的暴力・虐待を受けた毒親育ちならわかりますよね。

「離れてはいけない」と自分に言い聞かせて、かなり無理をして精神的負担が重く乗りかかり、相当がんばっていました。

親がキライと思いながらも、本音をいうことができないわたし。

今まで親から傷つけられてきたのに今では自分自身を傷つけ、夫や子どもに対して暴言を吐き傷つけていることからもう我慢の限界をとっくに超えていたのです。

わたしにとっては親と離れたい=親と精神的に離れたいという素直な気持ちに従うことでした。

※本音を出すことが怖いと思っている方は誰にも言えない闇ストレスを少しずつ吐き出す方法

も参考にしてください。

暴力の連鎖を断ち切るには毒親と離れること

親と一緒にいても心が休まらないこと、逆に神経を尖らせ心が冷えて固くなっている感覚。

抱えていた無責任感や罪悪感は親がすり込んだ不要な感情だったんだと自覚しました。

罪悪感はいままで親から責任を肩代わりさせられてきた証拠です。

「親と離れたい」という正直な気持ちに従い行動に移さないと毒親路線へ辿ることが分かりました。

精神的に親から解放された今、わたしは自分の責任は自分でとろうとしています。

毒親がしてきた精神的暴力や虐待を認めざるを得ない状況でこれ以上親と関わると

「自分が親から虐待を受けたから仕方がない」と子どもに暴力を振るい、「おまえが悪いんだ!」と子どもに責任転嫁するような毒親まっしぐらです。

※怒りのコントロールは子どもの叱り方で気をつけたいこと【アンガーマネジメント】

も参考にしてください。

まとめ

わたしは、「親がキライ」「親と離れたい」という気持ちを「ちょっと疲れたから距離を置いて見守っていて欲しい」と母親に伝えたところ、モラハラ毒父はこれに激怒しわたしを加害者扱いしました。

「オマエみたいなどうしようもないひどいやつとは縁を切る!」と子どもに対して罪悪感をめいっぱい埋め込ませる絶縁状を突きつけてきました。

わたしは、「もう悪者でもなんでもいいから、一切連絡しないでほしい」と伝えました。

「もうこれ以上の罪悪感を感じることなく、モラハラ毒親と接触しなくてよくなった!」

と明るい気持ちで切り替えていこうと思います。