何か行動等を起こすときに、「どうせ自分はダメだ」「できない」「自分にはムリだ」「失敗が怖い」マイナス思考だったりネガティブな感情が先にはたらくことで、行動を抑止・制止する思考のことをメンタルブロックといいます。
メンタルブロックは日本語に直すと「心の障害物」とか「心のブレーキ」という意味で、自分の心の中に「何か」があり、その「何か」によって様々な事柄を阻害してしまします。
メンタルブロックをかけ続けると、結果として何もしなくなる(何もできなくなる)といった状態に陥ることになります。
意識的にメンタルブロックを打破するような思考を身につけることが、「何かをする」「何かをしたい」と思ったときにそれに伴った行動ができるという意味でとても重要です。
このようなマイナスな思考を克服することを「メンタルブロックを解除する」とか「外す」という表現を用います。
トラウマ(PTSD)目に見えない心の傷
メンタルブロックを形成する原因となるものを”トラウマ”といいます。
トラウマとは、元々は戦争などに巻き込まれたり、巻き込まれる人を目撃することで身の危険を感じる精神的な出来事(心的外傷)の影響で突然記憶として蘇り、驚愕反応やパニックをを起こすことをPTSD (心的外傷後ストレス障害)と呼ぶようになりました。
過去に受けたショッキングな記憶は、何事も無い時にふと思い出し侵入してきます。
例えば過去の記憶がフラッシュバックして残酷な夢を見るなど。
ハッと目が覚め、夢か現実かわからなくなり睡眠中に悪夢をみると大声で泣いたり叫んだりします。
こうした繰り返される回想はフラッシュバックといい、冷や汗や悪寒、鳥肌、動悸などといった症状がでます。
これは受け入れがたく耐え難い困難な出来事があったという証拠です。
まだ癒えていない心の傷
まだ癒えていない心の傷である未処理の感情は
- 悲しみ
- 寂しさ
- 失望
- 絶望
- 喪失感
- 怒り
- 恨み
- 苛立ち
こういった、まだ誰にも届いていない本当の思いがあり、まだ解消されていない心の傷があるはずです。
「未処理の感情」を適切に解放しない限りメンタルブロックを解消することはなかなか難しいです。
自分の欲求や思考に反する動きを、自分自身の心がしてしまっている状態なのです。
そんな心の状態を「メンタルブロックがある」といいます。
この部分を自分自身で理解していないと、「単に心の中に障害物があって、行動を制限している」といった趣旨の解説だけでは説明できません。
生きづらいはメンタルブロックにあった
トラウマの度合いにも寄りますが、心の奥底に眠っている深い傷を癒すことが、メンタルブロクを外す上でとても大事なことだとおもいます。
生きづらさを生み続ける=ブロックを生み続ける
といったエンドレスなシステム構造が出来上がってしまい、それを知らずにブロックを外そうと思っても、また同じようなブロックが生まれる事になります。
メンタルブロックを外す方法
では、どのようにしたらメンタルブロックを解除することができるのでしょうか。
トラウマは過去の過ぎ去った出来事が現在の悩みとなって、ずっと振り回されることになり今を生きることができなくなります。
辛くてどうにもならないときはトラウマケアなどの専門機関に相談するという方法もあります。
誰かに悩みを打ち明けるだけでもスっと心が軽くなります。
しかし、一時的に楽になるだけでまた時間が経てば辛いという気持ちがぶり返してくることももちろんあります。
- 人と会話することが怖い
- 行動したいけれどできない
- 失敗が怖くて挑戦することを恐れる
このようなメンタルブロックがあるとき、
「こうすれば少しはできるようになるのではないか?」
という問いを自分に投げかけてみましょう。
- 無理に人に合わせなくてもよいじゃん
- 行動ができないと思っているのはまぼろし
- 失敗は経験だし、そもそもたいしたことではない
考え込んでも結局は行動しなければなにもかわりません。
少しずつでもよいので自分のペースで行動するを心がけることができれば、小さな一歩に繋がります。
積み重ねが自信にも繋がり、問題や挑戦に向き合う力が少しずつついていきます。
決してマイナスな思考がダメという訳ではありません。
そういう時は誰しもありますし、むしろ、停滞している時期というのはそれだけ「どうすればよいのか?」ということを誰よりも考えている時期でもあります。
その繰り返しですが、問題と向き合っていくことで、メンタルブロックを外していくことに繋がるのではないでしょうか。
