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【毒親からの電話】精神的負担を軽減する方法

親と物理的に離れて暮らしていたとしても、毒親からのコントロールが後を引く場合があります。

毒親からの精神的暴力や虐待を受けた被害者は、例え一緒に生活をともにしていなくても電話やメール等で定期的、断続的に連絡が続くことで、被害者は精神的負担を負い自身の生活にまで悪影響を及ぼすことがあります。

どうやって毒親から逃げるかを全力で考えて実行したほうが、毒親を変えようとするよりずっと建設的ですし、早いです。(毒親は基本、変えられません・・)

苦痛でしかない親からの電話にどうやって対処すればいいかをご紹介します。

物理的に離れて暮らしても電話が憂鬱

・毒親からの着信を見ると体がこわばる
・毒親からの電話にでると緊張が声に出てしまう
・どうってことない電話でも後味が悪く憂鬱な気分になる
・定期的に電話をかけないと怒る
・毒親の声も聞きたくないくらいキライである
・毒親と連絡を取りたくない

毒親の場合、このように離れて暮らしていても電話がかかってくる可能性があるとおもうだけで憂鬱になることが多くあります。

特に「親がキライ」と思う気持ちが根底にあると、たとえどうってことない電話やメールでも、構えてしまいします。

必要最低限の要件で長引かせない

一番大事なのは、電話で会話する時間を短くすることです。

相手から話し始めてなかなか切らせてくれないと思ったときは以下のような理由を伝えて早めに電話を切るようにします。

「今、仕事中(ご飯中)だから」と言って電話を切る
「今から○○に出かけてくるから」と言って電話を切る

このとき注意したいことは具体的なこちらの用事を伝えることです。

ポイントは「相手に変なところで突っ込まれない理由」をつくること

こちらには毒親とは違った生活があるということをわからせるための理由を伝えることが重要です。

侮辱したり怒鳴ったりしてきても挑発に乗らない

たとえ電話であっても毒親のコントロールは止まりません。

毒親とは違った生活があるにも関わらず、ときにはそれを無視して電話越しに怒鳴りつけるといったこともしてくるのが毒親の特徴です。

相手の生活があることを配慮できる親であれば、電話口で怒鳴りつけるというような行為は一度としてありません。

もし電話で相手から侮辱的な言葉を投げつけられても、絶対にその挑発に乗ってはいけない
・深呼吸して、すぐに反応しない。
・聞いているのがしんどかったら電話から耳を離す
・電話をするときは常に同じトーンで対応する

話をしたくない相手からの電話は、どうしても声のトーンがこわばったり、ビクビクしたり、こちらも乱暴な話し方になってしまったりします。

しかしこういった本能的な毒親育ちは

・不理屈な挑発にのってはいけないノルマ
・怒りを抑えなければいけないノルマ
・しんどくても対応しなきゃいけないノルマ
・毒親の前では平常心を保たなきゃいけないノルマ

課せられたノルマがたくさんあります。

わたしは毒親と物理的に離れて絶縁するまでの14年間は上記のことに細心の注意をしながら接してきました。

そのかいもあり、毒親と接していても攻撃を受けない・苦痛にならない距離のとり方もわかってきました。

こちらからあまりにも電話がないと「最近お父さんに連絡してなかっただろ」と言われるので、それを言わせない程度にこちらからもたまには用事をつくり電話をしました。

喋り方に至っては馴れ馴れしい感じではなく、かと言って相手を拒絶しない、「用事があって電話をしている」ということを念頭に最短で接触し、その間は全力でノルマ対応します。

※毒親の特徴は自己愛性人格障害の特徴とモラハラとの関係も参考にして下さい。

無視し続けるのをやめたほうがいい理由

毒親からの電話をとりたくない。

毒親の声を聞くこともイヤだ。

毒親とは上記のような距離感を保っていても、そのことに疲れてしまい、できればもう話したくない、と思うこともあります。

どうしても今話したくない!というタイミングは、無理して電話に出る必要なんてないですし、こちらからかけることがあっても自分のタイミングでかければいいと思います。

いっそのこと電話を無視してしまいたいという気持ちもすごくわかりますが、無視し続けると相手の怒りが増幅します。

というよりも、無視していることへの罪悪感と家にまで押しかけられてきたらという恐怖でいろんなことが手につかなくなってしまうことを見越して絶縁でもしない限りは電話を無視し続けることはしないほうが賢明です。

DV被害があるときは無視はOK

暴力などの被害があるときは、電話には出ない方がいいこともあります。

こういった場合は、第三者の介入がある方が望ましいです。

わたしの場合は、この14年間の毒親と連絡をすることにだいぶ疲れていました。

電話やメールのやりとりに疲労困憊していました。

なので「ちょっと距離を置いて欲しい」ということを伝えたところ、「無理しないで」という親らしい優しい言葉を期待していましたが、やはり思ったとおり電話口で怒鳴られ精神的に破壊され、絶縁を言い渡されるという結果になりました。

これが毒親です。

「本当の加害者だとわかっても謝罪する必要はありません」

などという締めくくりの絶縁ではらわたが煮え返る怒りの感情を持ちましたが、今となっては絶縁するきっかけを毒親から提示してきたので「結果オーライ!」とおもうことにしました。

※絶縁の記事はこちら毒父は大事な自分を守るために子どもを切り捨てたも参考にして下さい。