親と離れたい気持ちが充満しているのにそうすることに申し訳ない気落ちでいっぱいになって
「抵抗を感じている・・・」「罪悪感を感じてしまう・・・」
親と離れたい気持ちがあるのにいつも親に喜んでもらおうとしたり、親に理解してもらいたいと思って自分の本当の気持ちとは裏腹に近づいていた私。
これは『親と共依存の状態』 になっている可能性があると気づきました。
共依存の親子関係
自分の親に対して共依存性の高い人は、自分の感覚や気持ちを大切にしたり、自分が抱えている問題に向き合うことよりも、親や配偶者や子供などの問題にばかりに気を向けて本来抱えている問題は後回しにしてしまっている状態です。
また、周りの人に対して大きな期待をしてしまったり、「自分が変わらなければ」と躍起になっていることもあります。
私がまさにこれでした。
結果、現在の困った状況を解決していく事が先延ばしになっていきます。
困った状況はエンドレスに続き、いつまでも状況は変わりません。
共依存は執着している
共依存状態の親子関係にいる人は親と離れることに強い罪悪感と恐怖心を感じていることが最大の特徴です。
「親を見捨てたら親は悲惨な生活を送るのではないか」
「親から自立することは身勝手でワガママなことなのではないか」
「一生罪悪感にさいなまれ生きていかないといけないのではないか」
ということを私は常に思っていて、心の底から許せないモラハラ毒父と離れることができずにいました。
それに加えて
「モラハラ毒父と離れたら母親が悲しみに暮れる」
「母親に悲しみを与える私はモラハラ毒父に攻撃される」
本当は離れたいのに、モラハラの被害に合うことにとてつもない恐怖を感じていました。
いつでも罪悪感と恐怖心で親から離れられません。
いつまでたっても言いたいことが言えず、理解してもらうことは不可能なので状況は一向に好転しません。
親子間の共依存度をチェック
モラハラ毒父のことが本当に心の底からキライです。
そんな状況でしたが、脱出できず長い間苦しんでいました。
自分のこの状況から脱出するためにいろいろ調べたところ、共依存性が強いことがわかりました。
親子関係でギクシャクしている方は、一度共依存度をチェックしてみて下さい。
- 自分の気持ちを犠牲にして親にあわせている
- 自分よりも親の気持ちを優先する
- 親にどう思われるかで自分の意見や行動をかえる
- 親に許可してもらわないと不安になる
- 広い視野が持てない
- 自分が悪いのではないかと責任を感じる
- 責任感が強すぎて余裕がない
- 本音が言えない
- 自分は被害者だという意識が強い
- 親には目いっぱい気を使っている
これは私が当てはまる親に対する依存度を示したものです。
共依存から脱出する
共依存の状態から脱出するための3つのポイントを紹介します。
自分が共依存だと自覚する
まずは自分が親と共依存の状態であることを自覚する必要があります。
共依存が自然と解消するということはありません。
悪化をたどる一方です。
チェックで心当たりのある方は「共依存している親子関係だ」と認識して良いとおもいます。
無意識のうちに親の支配を受け入れているかもしれません。
親に対して苦しい感情を持っているという自覚があるということに対して、状況を変えていこうと行動していくことが大切です。
共依存を理解する
共依存が自分に与える影響を理解する必要があります。
あなたが依存を受け入れている限り、親は気づかず依存を受け入れてくれるあなたに依存してきます。
親:
自分:
「顔色を伺い相手に合わせる」ということが共依存の特徴です。
親と離れる
共依存は当たり前ですが一人で成立するものではありません。
問題を抱えている親の存在があって初めて成立します。
自分が親と共依存の状態であることがわかって、その状態を解消したいと考えるなら素直に離れましょう。
物理的な距離として離れる方法もありますが、「物理的に離れることを許してもらえたので、連絡だけはこまめに取らなければいけない」と思った私は、共依存の深みにはまることになりました。
物理的な距離をとる際は
など交流頻度を減らしていくことをオススメします。
親には一人で生きていける力が備わっていると考えて、助けないようにしましょう。
物理的に離れることができたらこれまで親に捧げてきた時間や労力を自分のために使いましょう。
親の人生は親の人生。自分の人生は自分の人生として精神的な独立を目指していくことが大切です。
親の共依存の関係になっていると人生が前に進んでいきません。
自分の人生は自分自身で切り開いていかなくてはいけません。
共依存関係の親子は貴重な人生の時間をムダにします。
今からでも遅くありません。
どのように生きるかは自分自身が決めていきましょう!!!!!!
選択肢があることを忘れずにいてください。